6600万年前の骨に残った「噛みあと」、犯人はティラノサウルスか
3000本の骨から見つかった12本の手がかり
アメリカ・ワイオミング州で発掘された、7200万年前から6600万年前(白亜紀末)の恐竜の骨。研究チームがこの骨3000本以上を一本一本調べたところ、歯で噛まれたような跡が残る骨が12本見つかった。
さらにそのうち4本については、跡の形と歯と歯の間隔が、ティラノサウルス・レックスの歯の並びに近い特徴を示していたという。研究チームは、これらの跡がティラノサウルスによって付けられた可能性があるとみて、詳しい分析を進めている。
なぜ「噛みあと」が手がかりになるのか
化石として骨は残っても、恐竜が実際に何を食べていたかを直接見ることはできない。そこで役立つのが、骨に刻まれた歯の跡だ。跡の深さや間隔、形を調べることで、どんな顎の持ち主が、どんな力で噛んだのかを推測できる。
3000本を超える骨のうち、はっきりした跡が残っていたのはわずか12本。噛んだ跡が化石として都合よく残ること自体がまれで、今回のように候補が複数まとまって見つかるのは珍しいケースだという。
まだ「かもしれない」の段階
研究チームは跡の主をティラノサウルスと断定してはいない。あくまで歯の形状や間隔が一致する「可能性がある」という段階で、今後さらに分析を重ねる方針だ。それでも、当時の生態系の頂点にいた肉食恐竜が骨に何を残したのかを知る手がかりとして、注目されている。
6600万年前の骨に「歯のあと」があった!
📰 しっかり版: 6600万年前の骨に残った「噛みあと」、犯人はティラノサウルスか
ワイオミング州の恐竜の骨から、歯で噛まれたようなあとが見つかったよ。
💡 ようするに
- 研究者が3000本以上の恐竜の骨を調べた
- そのうち12本に、歯で噛まれたようなあとがあった
- 4本は、ティラノサウルスの歯の並びとよく似ていた
恐竜の骨は、大昔のことを教えてくれる大事な手がかりだ。今回研究者たちが調べたのは、アメリカのワイオミング州で見つかった、6600万年より前の骨。全部で3000本より多い数の骨を、ひとつひとつ丁寧にチェックした。
すると、12本の骨に、するどい歯で噛まれたようなあとが残っていた。骨に歯のあとが残るのは、じつはとてもめずらしいことだ。多くの場合、骨は風や水にけずられたり土にうもれたりして、あとが消えてしまう。
なぜティラノサウルスだと考えられているのか。それは、あとの形や、歯と歯のあいだのはばが、ティラノサウルスの歯の並びにとても近かったからだ。研究者たちは、まだ「ティラノサウルスがやった」と決めつけてはいない。でも、有力な手がかりとして、これからもくわしく調べていくという。
大昔の生き物が何を食べていたかは、骨を見ただけではわからない。だからこそ、こうした「あと」が残る化石は、当時の暮らしを知るための貴重な証拠になる。
きょうりゅうの骨に、はの あとが あったよ
📰 しっかり版: 6600万年前の骨に残った「噛みあと」、犯人はティラノサウルスか
むかしむかしの きょうりゅうの骨に、はで かんだような あとが みつかったよ。
はかせたちが、とても ふるい きょうりゅうの骨を たくさん しらべたよ。ぜんぶで 3000本より おおいよ。
その中の 12本に、はの あとが ついていたよ。だれかが がぶっと かんだ あとみたいだね。
4本は、ティラノサウルスの はの ならびに そっくりだったよ。ティラノサウルスは、おおきくて つよい はを もつ きょうりゅうだよ。
でも はかせたちは まだ「ぜったい ティラノサウルスだ」とは いっていないよ。「たぶん そうかも」という かんじで、もっと しらべているところだよ。
むかしの きょうりゅうが なにを たべたか、いまの わたしたちには みえないよね。だから こういう「はの あと」が、だいじな てがかりに なるんだよ。